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Defense Grid: The Awakening―感想&レビュー [PCゲーム]

Xbox360のXBLAでも配信中のDesktopTowerDefenceゲーム「Defense Grid: The Awakening」
そもそも、DesktopTowerDefenceゲームというものは無料のflashゲームが大多数を占めており、有料のものはあまり存在しない。既に無料で優秀なゲームが多いからというのが理由だろうか。では、「Defense Grid: The Awakening」にお金を払う価値があるのか?そこを重点的に考えていこうと思う。参考までに、steamでは$9.99、XBLAでは800MSポイントで配信中である。XBLA版は新MAPが4つ追加されているそうだが、私はPC版をプレイしたので、ここではPC版に絞って書いていく。

(追記:日本時間の3月3日にXBLA版の新MAPがアップデートで追加された模様)

DefenseGrid 2010-02-16 21-48-34-50_R.jpg

まず、TowerDefenceというジャンルのゲームを知らない人に軽く説明を。TowerDefenceというジャンルは文字通り、towerを建ててdefenceするゲームである。大抵のゲームは、指定された場所から敵が出現し、防衛線を破られて敵に通過されてしまうとマイナス1ポイント。指定された数の敵に突破されてしまうとゲームオーバー。これを阻止するために、あらかじめ用意された資金を使って、防御towerを敵の通り道に建てて敵に防衛線を突破される前に撃破するというものだ。敵は移動のみで、towerに対する攻撃は基本的にはなし。また、建てられるtowerの位置は、指定されているものと自由に建てれるものの2種類に分けられる。

今回の「Defense Grid: The Awakening」はtowerを建てられるポイントが指定されているタイプであるが、同時に自由に建てられるタイプのTowerDefenceゲームの特徴も併せ持っている。自由に建てられるタイプのゲームは、敵の進行をtowerで妨げることができ、これにより敵の移動進路を自分の思い通りに作る事ができる場合が多いのだが、この「Defense Grid: The Awakening」も、敵の進行ルート上にtowerを配置できるステージが多数登場するので、敵の進路を操ることができる。いわゆる迷路づくりが可能なのだ。迷路を作ることでスタートからゴールまでの移動距離を長くすることができ、敵に攻撃を与える時間を大幅に増やすことが可能。迷路づくりがゲームのスコアを大きく左右してくると言っても過言ではない。
また、このゲームは厳密にいうと、敵に突破されても構わないゲームである。20個ある「コア」を指定ポイントから持ち出されて、そのままにゴールに持って行かれるとマイナス1ポイントとなるので、コアを持ってない敵がゴールに到達してもポイントは減らない。なので、敵の移動ルートは
スタート→コア→ゴール
となる。コアを持った敵が倒れると、コアは自分で元のコア置き場に戻っていくが、その過程で敵に接触するとコアを奪われてしまう。これがかなり重要になってくるのだが、それは後述する。
ちなみに、上記の画像のステージは、敵の進行ルートとtowerの配置場所が分かれているためにtowerの迷路化が出来ないが、下の画像だと敵の進行可能領域とtowerの建設ポイントが被っているために迷路を作ることが可能。

DefenseGrid 2009-12-23 22-01-26-09_R.jpg

towerの種類は10種類でアップグレードは初期の緑、2段階目の黄、最終レベルの赤の3種類。アップグレードは資金使用により可能で、資金は敵を倒すことでも増える。wave(敵の押し寄せてくる波)間の休憩はなしで、第1waveのスタートは一つ目のtower建設からスタート。waveで押し寄せてくる敵の種類、量などは上にアイコンとして表示される。
敵も、オーソドックスな雑魚タイプや飛行タイプに加え、輸送車のような高速タイプやステルスタイプの敵など様々な種類の敵が存在する。
面白いなと思ったのは衛星砲で、使用が制限されているものの、指定位置周辺の敵をあっさりと倒してくれる。
最後の手として温存しておくのが良いだろう。

DefenseGrid 2009-12-23 17-49-37-33_R.jpg

このゲームのコツは、いかに序盤で敵を減らすことができるかである。どうしても攻め込まれてくるとゴール付近の敵を倒すためにゴール付近のtowerを増強しがちだが、そうなってしまうと、ゴール付近でdropしたコアが後ろのあまり削られていない敵に拾われてゴールに持っていかれるということが起こってしまう。これは、特にスタート地点とゴールが同じステージでは致命的。ゴールギリギリで敵を倒しても、新しく出現した全快の敵に持っていかれてしまう。
では、どうすればいいのか?このゲームはbackspaceキーを押すことによって、クイックセーブされた、直前のチェックポイントに瞬時に戻ることが出来るので、あーでもない、こーでもないといろいろと試行錯誤できる。
これはローカルディスクに情報が保存される、製品ゲームのメリットだと言えるだろう。

ちょうどいいタイミングなので、お金を払う価値があるのかという話に無理やり持っていくが、このほかにも、ステージごとの緻密なレベルデザインがあげられる。そもそも、一般的なDescktopTowerDefenceゲームは1つのステージから移動しないことが多い。真っ白なステージで、時間が進むごとに敵の強さと量が強化されていき、どこまでもつかというゲームになっているものが一般的か。しかし「Defense Grid: The Awakening」はさすが金をとるだけのことはあって、色彩豊かなグラフィックにガラリと雰囲気の変わる全20ステージでプレイヤーを楽しませてくれる。敵を行ったり来たりさせる「ジャグリング」も難しいので、頭を使ったプレイに集中できるのもいい。
また、クリアしてもスコアランキングで上位を目指したり、特定の条件下でプレイするチャレンジモードが存在するため、長く遊べるゲーム内容になっていると思う。私は金を払う価値はあったと思う。

DefenseGrid 2010-02-16 22-09-27-92_R.jpg

ちょっとした工夫や、「これが正しい」といった思い込みを捨てることで驚くほどすんなりとステージをクリアできたときは気持ちいい。$9.99で後悔しない出来ではある。もちろん、後からセールを見て、悔しくなったりしない人限定の話だが。セールなら確実に買いだろう。

7/10
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Marlys

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