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女性のプロゲーマーについて [ゲーム]


 何故かコカコーラの宣伝に使われてるスウェーデンの女性SC2プロゲーマーMaddeLisk
 さっき上の動画を見て女性プロゲーマーについていろいろと考えていた。e-sportsは実際のフィジカルスポーツより遥かに男女の差が小さいのではないだろうか?女性でも男性に混じって活躍できるのではないか?と。
 
 実際、SC2では女性のプロが男女無関係のトーナメントにでることが多々ある。上に張った動画にでているMaddeLiskはストックホルムの大学生向けトーナメントで紅一点として出場、他を圧倒して優勝したほどの実力の持ち主であり、世のほとんどの男性プレイヤーより強い。同程度の実力者としてアメリカのFlo、韓国のstartaleに所属しているAphroditeなんかがいる。そしてこの手の話題で避けて通れないのがTeam Acer所属のscarlett。

彼女はトランスジェンダーであり厳密に言うと女性でないのかもしれない。しかし北米最強であり韓国トッププロとも戦える実力を持つ数少ないnon koreanプレイヤーの一人である。
 Aphroditeについてはあまり分からないが、他の女性プレイヤーは女性向け以外のトーナメントにも割りと出場しており、男女関係なくコンペティティブにプレイしたいと考えてるのかなと思う。

 ではSC2以外に目を向けてみるとしよう。昔からFPSにもプロはいて、ESWCなんかのような大きい大会ではCS1.6のfemale部門なんかがあるくらいだったし、SK gamingのような大きなチームはCS1.6の女性チームを所有していた。スポンサーがついてる女性専用チームなんかもあったと思う。ただ、正直男性に混じってトーナメントに出場してたという記憶がないし、なんせ昔の話なのであまり記事がネット上に残っていない。
 Quake3ではMs.Xという選手がいたのを、この記事で知った覚えがある。
102人抜きのセレブリティ”Ms.Xのプレイ環境は?
Q3は非常に実力差がでやすいゲームで、まぐれで勝つなんてことはまずないゲームだ。そのようなゲームで、いかにイベントであろうと102戦全勝という成績を叩き出せるのは彼女の実力が本物だという証拠だろう。ただいかんせんこのゲームも古く当時の記事がほとんど残ってないため女性のプロ事情もあまり分からない。CS1.6とは対照的に、Q3の女性プロゲーマーの話は上記のMs.X以外ほとんど見たことはなかった。

 SC2の話はしたが、SC1にも女性プロゲーマーも存在した。特に有名のがTossgirl(名前に反してterranプレイヤー)。

彼女はSC1最強の女性プロゲーマーであり、KeSPA(Korean eSports Assosiation)公式戦で初めて男性プロゲーマーに勝利したプレイヤーだ。SC1は過去のどのe-sportsタイトルよりも肉体的、精神的に厳しいタイトルであり、彼女の勝利は皆が想像している異常に素晴らしいものだと言えよう。
 また、プレイヤーとしてではないが、特筆すべき女性プロゲーマーとしてJanuaryという選手が存在したことを書いておきたい。彼女は女性プロゲーマーとして活動した後、韓国プロリーグ界初の女性監督としてSamsung KHANで指揮を執ることとなり、今でもその姿をpro leagueで見ることができる。

 格闘ゲームにも女性プロゲーマーは存在する。正直格闘ゲームには疎いので詳しくは分からないが、私が知っているのは2人。一人はフランスのKayane。

Quakeのフランス人プロゲーマー、strenxさんと一緒にTV?に出演しているKayane
こちらのページによると、彼女は男性たちに混じってMLGで準優勝するなど、男性とも対等に渡り合えるかなりの実力者のようだ。
 もう一人の私が知っている女性プロ格闘ゲーマーはアメリカのEvil Geniusesに所属するチョコブランカ。日本人初の女性プロゲーマーである。EGと言えば北米最大のプロチームであり、格闘ゲーマーならjustin wong選手が所属していることで有名だ。そのようなチームに日本人、しかも女性で所属しているというのは凄いことだと思う(正直この契約がアナウンスされたときはビックリした)。実力はというと、大会で活躍できるほどではないのかもしれないが男性達に混じって競技できるレベルのようだ。実力的には正直全然分からないがSC2のところで説明したMaddeLiskくらいだろうか。男性プロ相手でもワンチャン勝てるレベルであるのは確かなよう。

 ここまでいろいろな女性プロゲーマーを見てきたが、メジャーな大会で優勝した(scarlettを除く)唯一の女性プロゲーマーにはまだ言及していなかった。彼女の名前はRumay "Hafu" Wang 。彼女は1on1のゲームで活躍していたわけではないのだが、男性たちに混じりWorld of Warcraftのチームに所属していた。そして驚くべきことに2008年のMLGで彼女のチームが優勝したのだ。即座に名門e-sportsチームのfnaticが動き、彼女のチームをfnaticのWoW部門として獲得した。その後Hahuはプロゲーマー活動をやめfnaticのジャーナリストとして仕事をしていたこともあったようだ。しかし2011年、今度は活動の場をBloodline Championsに移しDreamhack Summerに男性達とチームを組み出場。そしてここでもまさかの優勝を果たす。

WoWのarenaのようなタイプのゲームは比較的操作的負担が少なく、チームワークなんかが重視されるのだろうが、それでも凄いことに変わりはない。最も成功した女性プロゲーマーと言っても過言ではないと思う。




 意外なのがLoL。プレイヤー数は多いし、F2Pタイトルなので女性も手を出しやすい。実際twitch.tvだと女性のLoL配信者はとても人気があるのだが女性のプロゲーマーというのはいないようだ。スポンサー契約をしている女性はいるようなのだが、どうもプレイに対する契約ではなく配信者としてスポンサードされているよう。もしプロの女性LoLゲーマーがいたら教えていただきたい。


追記:当時、この記事を書き上げてからすぐに思い出したのが、台湾のプロチームであるWayi Spiderのspecial force部門。あのチームには女性がレギュラーメンバーとしていたはずだ。あと、最近知ったのがこれまた台湾のcolalin。LoLのチームであるTaipei Snipersのサブらしい。台湾には女性のプロゲーマーが割りといるのだろうか?そう言えば昔Nvidiaと契約した女性のSC2プロゲーマー兼歌手兼女優のLinda(pikachu)も台湾人だったな。


 
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コメント 3

NO NAME

LoLには女性チームが最近できたようですね
http://teamsiren.net/
by NO NAME (2013-06-16 22:29) 

抹茶は抹茶

>>NO NAMEさん
情報ありがとうございます。
LoLの勢いを見るとやはりこういうチームが出てくるのは必然的ですね。
Rosterページに4人しかいないのが気になりますが(笑)
TSMとかCLGとか、ああいうチームなら女性部門があってもいい気はするのですが、そういう予定はないのでしょうか。
CS1.6以上に女性の競技シーンが盛り上がるポテンシャルはあると思うんですけどねぇ。
by 抹茶は抹茶 (2013-06-17 00:08) 

NO NAME

ってMegaZeroがいる!!

MegaZero!!!!
by NO NAME (2013-06-24 10:58) 

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