SSブログ

スターウォーズ フォースの覚醒―戦犯はJJとジョン・ウイリアムズ? [映画]

 ようやく見れました。スターウォーズEP7。新三部作を「薄っぺらい」と評するなら、EP7は「中身がない」。

映像表現に関してはさすがというところ。できる限りCGに頼らないというポリシーのもと、新三部作のような安っぽい感じはなく、旧三部作に近い空気を出せていると思う。ただし、よくできているのは映像表現や空気感といった上っ面だけ。

 肝心の中身がいただけない。まずキャラクター。EP8、EP9でも付き合っていくのであろうニューキャラクター、レイ、フィン、カイロレン。
 レイはナタリーポートマン系のビジュアルで、割とはまり役のように見える。ただしいまいちインパクトに欠けると思ったのは自分だけだろうか?まだ1作目であり、成長が描かれるEP8以降に期待。
 フィンはスターウォーズでは珍しい黒人系キャラクター。しかも元ストームトルーパーという異色のキャラクター。後先考えずに先に行動してしまうタイプで観客を笑わしてくれる。割とありかもしれない。
 
 うん、この2人とあと2、3人の新キャラは合格点を与えられるかな。あとは全然ダメ(笑)
 特にカイロレンには多少なりとも期待していたのでガッカリ感が半端ない。精神的に未熟なだけじゃなくて弱い(笑)
 何年間にもわたる君の修行は一体何だったの?ダークサイドの力ってそんなものなの?と、問いかけたくなる。
 言い方悪いけど、引きこもりのオタク(フォースは強い)が「シス始めました」って感じにしか見えない。



 ダメなのはキャラクターだけじゃない。元ファンクラブ会員としてこれを言うのは非常に心苦しいのだが、今回はジョン・ウィリアムズの音楽にインパクトがない。ホスの戦いでの緊張感やミレニアムファルコンを追撃してくるTIEファイターを返り討ちにするワクワク感っていうのは、やはりジョン・ウィリアムズの素晴らしい楽曲のおかげだと思っている。
 新三部作でさえ「運命の闘い」「アクロスザスター」「英雄たちの闘い」と各EPごとに印象的なテーマがあり、映画を盛り上げていたのだが・・・今回は何か覚えている曲があっただろうか。
 今はさっそく買ってきたサントラを聞きながらこの記事を書いているのだが、聞いていても映画の場面が全然頭に蘇ってこない。やはり映画音楽界のレジェンドも歳には勝てないのだろうか・・・
 ちなみに、ネットに上がっているレビューの中で「映画自体の軸がしっかりしていないからジョン・ウィリアムズもどんな曲を作れば良いかわからず、全体的にふわふわとした曲ばかりになってしまったんだろう」という意見があった。映画のせいでジョン・ウィリアムズの曲が微妙な出来になってしまったと。おもしろい意見だと思うし、できればこのレビューの通りであってほしいのだが果たして・・・
nice!(0)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。