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Hitman Absolution―マンネリってそんなに悪いこと? [PCゲーム]

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 Amazon.comで購入。クーポンで5ドル引きだったので2.5ドルで買えた。評判が悪いのでどんな感じかと思ったが・・・なるほど。従来作の「箱庭でAIをおちょくって色んな殺し方を楽しむ」という成分が著しく減っている。

 まずマップ。以前は様々なギミックが準備された箱庭が舞台だった。一つ一つがとても凝った作りのマップで、どのマップで遊んでもおもしろかった。でも今作のマップはそうではない。今作のマップは1本道気味の潜入ステージと中規模の箱庭である暗殺ステージとに分けて、1つのロケーションをぶつ切りにしている。従来作がマップサイズ「大」だとすると、今作では小小小中小中小小中みたいな感じでマップがでてくる。しかも中身が薄っぺらい。

 ステルスも変わった。自分は「スプリンターセル」をプレイしたことが全くないのだけれど、自分の中のイメージが正しいとすれば今作はHitmanというよりスプリンターセルに近い。変装で堂々と潜入する場面より、カバーアクションを使って敵の視界に入らないようコソコソ逃げまわるのが今作の47だ。悪くはないのだが・・・これが自分のプレイしたかったHitmanだったっけ?と思ってしまう。
 あと群衆に隠れるみたいな要らないシステムも登場。歩くとすぐにゲージが上昇してそこら中の敵に見つかりそうになる。これだと緊張感溢れるステルスプレイと、物陰に隠れて一安心するというメリハリをつけることができない。ステルスプレイ時の失敗&次回への反省と違って、失敗の要因が曖昧だからストレスが溜まるだけ。

 でもやっぱりなんだかんだ言って腐ってもHitmanなので相変わらずSilent Assasin目指してプレイするのは楽しい。Hitmanらしさが無くなったので、期待値上げすぎてた人の期待には応えられなかったのかもしれないが、客観的に見れば普通に佳作以上のレベルなのではないかと思う。




 それでちょっと思ったのが、記事タイトルにも書いた「マンネリ」。「マンネリ」というとどうしてもネガティブなイメージがある。実際、モノづくりの世界ではマンネリを避けて大きな変化を求める人が少なからずいると思う。今作もそういう意図のもとで、シリーズを今風に作ってみたんだろうが、Hitmanファンが求めてるのは従来作からの改善だし、今作の評価が良ければその意見も跳ね返せただろうが結果はこのざまだ。次回作はオープンワールドになるとか開発元は言ってるが、正直不安しかない。マンネリ化が嫌われるタイプ(無双みたな飽きられたブランドとか)のものとそうでないもの(ポケモンとかパワプロとか)とがあると思うが、Hitmanはそんな飽きられてないので後者のハズ。シリーズのブランド価値が下がってきてリブートを求められたトゥームレイダーとは訳が違うでしょうに。個人手的には低予算でBMみたいなスピンオフをDLゲーとして出して欲しいのだが、やっぱ大手はハイリスクハイリターンの仕事しかしないのかな。

 あ、任天堂はなんでリモコン→タブコンという、「革新」の道を選んだのだろう。単に「革新」を求めたのか、リモコンが失敗作だと思ったからタブコンという新しい道を取らざるを得なかったのか。個人的には後者の理由であっって欲しい・・・どんなに良い操作方法でもプラットフォーム変わる毎に操作方もが大きく変わるとか勘弁。
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