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【翻訳】esportsなのかeSportsなのか [ゲーム]

 大文字はとても大きな力を持っている。

 2013年12月、Daily Dotはesports専門のセクションをスタートさせた。私達は、ゲームと関係ないメディアがこのようなことをするのは私達が最初だと確信していたし、そのことは私達を興奮させた(もちろん、ファンやゲーマーがポジティブで大きな反応を示してくれるからという理由もある)。しかしそこには一つの大きな問題があった。ワードの真ん中に引っかかっているもの、それは大きくされた“S”だった。見出しや論文、そして私達のセクションのトップページの中でさえ、その文字はまるでアップル製品の捨て子や90年代後半のちんぷんかんぷんな技術用語のように見えた。

 そして読者はそれを嫌っていた。

 何故私達はこのやっかいな“S”を大文字にしたのか?答えは至ってシンプルだ。Googleでこの言葉を調べると、それが出てくるからだ。WikipediaからNew York Timesまで、使われている名前は一貫している。“eSports”だ。

 “esports”は固有名詞ではない。固有の人でもなければ固有の土地でもないし、固有の組織でもない。それは大雑把に言えば事象であり、コンペティティブゲーミングの世界をまとめた言葉だろう。もしくは、最も単純な言い方をすればそれは普通名詞だ。そして英語を学ぶ1年生が教えてくれるように、普通名詞は大文字待遇を受けない。

 私達は同じ理由で“sports”を大文字化することはないし、ワードの中に大文字を挿入するようなことも絶対にしない。単純にそのやり方の方がより魅力的だからだ。原稿整理編集者は(例えば)“eMail”という文字につまずいて、即刻仕事をやめてしまうだろう。

 では何故このような表記上の奇妙な出来事が私達のウェブサイトやネット上の大部分で広まってしまったのだろうか?

 言葉を扱うプロの出版社達は、言葉がどのように紙面に載るかということを考え、何世代にも渡って常に一般的に受け入れられているスタイルに倣ってきた。1906年に初版が発行された“The Chicago Manual of Style”(編注:スタイルガイド。文字を扱う上での規則などを書いた本。)は今なお出版業界のスタンダードとして扱われている。1986年にでてきた“The Modern Language Association guide”は国中の英語教室の本棚に置いてある。

 辞書や綴り字本のように、スタイルガイドもまた重要だ。何故なら単純にそれがスタンダードだからだ。スタイルガイドは一貫性の軍隊だ。だから、例えば“website”はDaily Dot上では絶対に“Website”や“Web site”にはならない。“the Internet”は決して“internet”にならない。アラバマ州を略す場合は“AL”ではなく、常に“Ala.”だ。

 Daily Dotは一般的に、AP通信によって毎年更新される“Associated Press Stylebook”という参考図書を用いている。業界中の新聞がこの図書を信じて従っている。しかし“Associated Press Stylebook”は完璧ではなく、欠けている部分は自分たちで修正して穴を塞がなければいけない。例えば、私達はserial comma(編注:A,B, and CのBとandの間にある“,”をserial commaと呼ぶらしい)を使うのが好きだが、AP通信はそうではない。

 esportsをどのようなフォーマットで書けばいいか教えてくれるスタイルガイドはない。

 私達にスタンダードとなるフォーマットは必要ない。新聞は今までesportsの記事を書いてきた。では、それらの新聞はどのようにesportsを表記していたのだろう?New York TimesLos Angeles TimesFortuneを含む、尊敬できる報道組織はいつもeSportsと表記していた。それはスタンダードのようだったし、私達はそれに従った。

 そして反射的な反応が即座にきた。

 「esportsを大文字化するのはやめてくれませんか?」一人の人間が、私達のesportsセクションのスタートに関するRedditのスレッドでこのようなことを書いた。「とうとう私はその名前に関して妥協を始めました。しかし、私が思うにあなたはeMailをすぐ読まないという意見に賛同してくれるでしょう。」

 「esportsの真ん中にある大文字は根絶される必要がある。」と他の人がメールに書いていた。「esportsはブランドの名前ではなく普通名詞だ。そして、文章の頭にあるせいでeが大文字化された“ESports”を記者や編集者が見てぞっとしないことを私は理解できない。」

 言語に対するこの犯罪を恒久化しない他の出版物と行動を共にしてください!

 また、憤慨したコメンテーター(訳注:批評家という意味ではなく、ネット上でコメントする人という意味かと思われる)が言及しなかった更なる出来事が起こっている。esportsは正当性の問題に晒されている。esports産業についての私達の記事がゲームコミュニティの外でシェアされる時、更にはゲームコミュニティの中でシェアされる時でさえ、議論は頻繁に脱線する。コメンテーターは記事の内容ではなく、むしろesportsの本質そのものに注目する。選手はアスリートなのか、そうでないのか?esportsは報道のメインストリームとなる価値があるのか?Reddit上のとある一人のコメンテーターは、私達のesportsセクションがDaily Dotのジャーナリズムの正当性を無効にすると暗示してきた。

 これが、何故esportsはスタンダードなスタイルを使うに値するのかという理由だ。それは印刷業界で栄誉を得るよりも価値がある。新聞のスタイルは、読者(そしてネット全体)がどのようにコミュニケーションを取っているかということの描写であるべきだ。それらは規範的になる必要はない。堅苦しさと求められるスピードが、私達が普段何かを書いたりコミュニケーションを取っている方法を否定しているのだ。

 だから、私達はesportsと新聞のスタイルのファンの話を聞く。私達はあなたの表記に関する苦悩がわかる。そしてあなたは正しい。今から、Daily Dot上では“eSports”は常に “esports”となる。

 さぁ、これから本当の話を始めようじゃないか。

The Daily Dot - The final word on the great esports capitalization debate



 なんかおもしろそうだと思ったから訳しながら読み始めたら、とんでもない記事だった。あと下から3番目の段落が正直意味分からんかった。というか、そもそも単語の訳があってるのかさえ分からない部分がある。訳した本人が分かってないのだから、この訳を読んだ他の人はもっと意味不明だと思う。でも許して欲しい。時間かかったんだからアップしたい。

 さて、自分はこのブログでは「e-sports」という表記を使っている。他の場所で記事を書くときはそこの書き方に倣うし、翻訳記事のように、何か元の記事がある場合もそれに従う。「e-sports」という表記を使うのは・・・なんでだろう。かっこ良く見えるからかな・・・?

 「ESports」が気持ち悪いというのは妙に説得力がある。日本語だと関係ないが、頭の文字が大文字になる英語では、確かにeSportsはやめてもらいたいと思った。

 あと、記事を訳していてちょっと悲しくなったのが、redditでのとあるコメント。esportsとは全く関係ないスレッドにて、Daily Dotが信用できないとして、

2、They have sections for 'lol' and 'esports'.

という点が挙げられている。しかもそのコメントが大勢から支持されているのだ。多くの人に受け入れられていないというのはもちろん理解していたけど、そこまで馬鹿にされるようなことだろうか?はぁ


TLDR:しょうもない話はどうでもいいからちゃんとしたesportsの話をしよう!
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