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e-sportsはスポーツなのかって話 [ゲーム]

 EVOとかLoLプロのビザの話とか、こういうことがある度にe-sportsはスポーツなのかどうなのか話す人が出てくるように思う。スポーツ派とそうじゃない派の主な意見はだいたいこんな感じ。

<スポーツ派>
・海外ではチェスなんかもマインドスポーツとされてるし、モータースポーツもスポーツとして捉えられている

<スポーツじゃない派>
・ただのゲーム
・(フィジカルスポーツのように)体を使っていない

 私の意見として長い間考えていたのは、日本人が考える「スポーツ」と外国人が考える「sports」は違うのではないかということ。これは十分ありえる話だと思う。ただいつも引っかかっていたのが「海外では」というワード。「海外では~らしい」というと無条件で情報を受け入れてしまう傾向にある人が多いと思う。そこで今回ちょっと調べてみたのだが、そもそもマインドスポーツすらスポーツとして受け入れられてるのか怪しい感じになってきた。

 調べたと言ってもそんな厳密に調査したわけではない。ただ単に「○○はスポーツなのか?」と疑問に思っている人がいるか調べてみただけ。なのでここからは事実でなく印象で話を進める。
 例えばこのサイトのアンケート。
Is chess a sport?
何人投票した上での結果なのかは分からないし、どういう国の人が答えたかも分からない。しかし少なくとも26人は答えて11人(間違えて違う方に投票してしまったっぽい人を含めると12人)は「チェスはスポーツじゃない」と答えている。このサイトだけでなく、ググるとたくさんの人が「チェスはスポーツなのか?」と疑問を呈してる。この場合、サンプル数が少なすぎるとかどうでも良くて、つまり英語圏の人間でさえ「チェスはスポーツなのかどうか」疑問に思っている人がいるということ。確かにマインドスポーツとして捉えてる人もいるし、ICOからスポーツとして認められているという事実はある。しかし、一方でスポーツとして認めていない人もいるようだ。

 モータースポーツはというと、これも認めていない人は存在するようだ。ただ日本とは違って一部の人間が認めていないだけなのかなという印象を受ける。

 で、肝心のe-sportsだが、やはりこれもスポーツとして認めていない人はたくさんいるとみて間違いは無さそうだ。

Can video gaming become a real sport?(ESPN)
Are Esports real Sports?(LoLのフォーラム)
Is eSports a real sport? [Interview] – Shootmania dev weighs in (IncGamers)(N4G)
Is Esports a sport? A look at what "sport" is(Team Liquid)
探せばまだまだいくらでもある。タイトルだけ見ればわかると思うが、e-sportsがスポーツなのかどうかというのはまだまだ議論がなされているトピックである。チェス(と一応モータースポーツ)にも同じことが言えるというのは先に示した通り。

 つまり、個々の考え方によってスポーツと言えるかどうかが変わる非常に曖昧な位置づけの上にe-sportsはある。最近だと、アジアインドア・マーシャルアーツゲームズ(前アジア室内競技大会)でe-sportsなんかが採用されているけど、チェスと同じで権威ある団体がスポーツだと認めても大衆に理解されなかったらどうしようもない。
 
 ということで、私としては無理やりe-sportsをスポーツとして捉えなくても良いじゃん?という結論に至った。将来的に世界中の人間に「e-sportsはスポーツだ」と思われる日が来たらそれはそれで嬉しいけど、別にスポーツとして認められたら偉いだとか言う話でもないし、e-sportsにはスポーツにない素晴らしさがあると思う。これはマインドスポーツもモータースポーツも一緒。e-sportsに否定的な人にはそこら辺を理解していただけたらなと。野球とサッカーのおもしろさ、素晴らしさを比較できないのと一緒で、リアルスポーツとe-sports、どちらが上だとかいうものもないと思ってる。
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女性のプロゲーマーについて [ゲーム]


 何故かコカコーラの宣伝に使われてるスウェーデンの女性SC2プロゲーマーMaddeLisk
 さっき上の動画を見て女性プロゲーマーについていろいろと考えていた。e-sportsは実際のフィジカルスポーツより遥かに男女の差が小さいのではないだろうか?女性でも男性に混じって活躍できるのではないか?と。
 
 実際、SC2では女性のプロが男女無関係のトーナメントにでることが多々ある。上に張った動画にでているMaddeLiskはストックホルムの大学生向けトーナメントで紅一点として出場、他を圧倒して優勝したほどの実力の持ち主であり、世のほとんどの男性プレイヤーより強い。同程度の実力者としてアメリカのFlo、韓国のstartaleに所属しているAphroditeなんかがいる。そしてこの手の話題で避けて通れないのがTeam Acer所属のscarlett。

彼女はトランスジェンダーであり厳密に言うと女性でないのかもしれない。しかし北米最強であり韓国トッププロとも戦える実力を持つ数少ないnon koreanプレイヤーの一人である。
 Aphroditeについてはあまり分からないが、他の女性プレイヤーは女性向け以外のトーナメントにも割りと出場しており、男女関係なくコンペティティブにプレイしたいと考えてるのかなと思う。

 ではSC2以外に目を向けてみるとしよう。昔からFPSにもプロはいて、ESWCなんかのような大きい大会ではCS1.6のfemale部門なんかがあるくらいだったし、SK gamingのような大きなチームはCS1.6の女性チームを所有していた。スポンサーがついてる女性専用チームなんかもあったと思う。ただ、正直男性に混じってトーナメントに出場してたという記憶がないし、なんせ昔の話なのであまり記事がネット上に残っていない。
 Quake3ではMs.Xという選手がいたのを、この記事で知った覚えがある。
102人抜きのセレブリティ”Ms.Xのプレイ環境は?
Q3は非常に実力差がでやすいゲームで、まぐれで勝つなんてことはまずないゲームだ。そのようなゲームで、いかにイベントであろうと102戦全勝という成績を叩き出せるのは彼女の実力が本物だという証拠だろう。ただいかんせんこのゲームも古く当時の記事がほとんど残ってないため女性のプロ事情もあまり分からない。CS1.6とは対照的に、Q3の女性プロゲーマーの話は上記のMs.X以外ほとんど見たことはなかった。

 SC2の話はしたが、SC1にも女性プロゲーマーも存在した。特に有名のがTossgirl(名前に反してterranプレイヤー)。

彼女はSC1最強の女性プロゲーマーであり、KeSPA(Korean eSports Assosiation)公式戦で初めて男性プロゲーマーに勝利したプレイヤーだ。SC1は過去のどのe-sportsタイトルよりも肉体的、精神的に厳しいタイトルであり、彼女の勝利は皆が想像している異常に素晴らしいものだと言えよう。
 また、プレイヤーとしてではないが、特筆すべき女性プロゲーマーとしてJanuaryという選手が存在したことを書いておきたい。彼女は女性プロゲーマーとして活動した後、韓国プロリーグ界初の女性監督としてSamsung KHANで指揮を執ることとなり、今でもその姿をpro leagueで見ることができる。

 格闘ゲームにも女性プロゲーマーは存在する。正直格闘ゲームには疎いので詳しくは分からないが、私が知っているのは2人。一人はフランスのKayane。

Quakeのフランス人プロゲーマー、strenxさんと一緒にTV?に出演しているKayane
こちらのページによると、彼女は男性たちに混じってMLGで準優勝するなど、男性とも対等に渡り合えるかなりの実力者のようだ。
 もう一人の私が知っている女性プロ格闘ゲーマーはアメリカのEvil Geniusesに所属するチョコブランカ。日本人初の女性プロゲーマーである。EGと言えば北米最大のプロチームであり、格闘ゲーマーならjustin wong選手が所属していることで有名だ。そのようなチームに日本人、しかも女性で所属しているというのは凄いことだと思う(正直この契約がアナウンスされたときはビックリした)。実力はというと、大会で活躍できるほどではないのかもしれないが男性達に混じって競技できるレベルのようだ。実力的には正直全然分からないがSC2のところで説明したMaddeLiskくらいだろうか。男性プロ相手でもワンチャン勝てるレベルであるのは確かなよう。

 ここまでいろいろな女性プロゲーマーを見てきたが、メジャーな大会で優勝した(scarlettを除く)唯一の女性プロゲーマーにはまだ言及していなかった。彼女の名前はRumay "Hafu" Wang 。彼女は1on1のゲームで活躍していたわけではないのだが、男性たちに混じりWorld of Warcraftのチームに所属していた。そして驚くべきことに2008年のMLGで彼女のチームが優勝したのだ。即座に名門e-sportsチームのfnaticが動き、彼女のチームをfnaticのWoW部門として獲得した。その後Hahuはプロゲーマー活動をやめfnaticのジャーナリストとして仕事をしていたこともあったようだ。しかし2011年、今度は活動の場をBloodline Championsに移しDreamhack Summerに男性達とチームを組み出場。そしてここでもまさかの優勝を果たす。

WoWのarenaのようなタイプのゲームは比較的操作的負担が少なく、チームワークなんかが重視されるのだろうが、それでも凄いことに変わりはない。最も成功した女性プロゲーマーと言っても過言ではないと思う。




 意外なのがLoL。プレイヤー数は多いし、F2Pタイトルなので女性も手を出しやすい。実際twitch.tvだと女性のLoL配信者はとても人気があるのだが女性のプロゲーマーというのはいないようだ。スポンサー契約をしている女性はいるようなのだが、どうもプレイに対する契約ではなく配信者としてスポンサードされているよう。もしプロの女性LoLゲーマーがいたら教えていただきたい。


追記:当時、この記事を書き上げてからすぐに思い出したのが、台湾のプロチームであるWayi Spiderのspecial force部門。あのチームには女性がレギュラーメンバーとしていたはずだ。あと、最近知ったのがこれまた台湾のcolalin。LoLのチームであるTaipei Snipersのサブらしい。台湾には女性のプロゲーマーが割りといるのだろうか?そう言えば昔Nvidiaと契約した女性のSC2プロゲーマー兼歌手兼女優のLinda(pikachu)も台湾人だったな。


 
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E3でのPS4に関して [ゲーム]

 価格が$400ということで、これはPS4の勝ちかなと。さすがにXbox Oneは価格を同じにしないと何もできないと思う。正直次世代機は共倒れするかなと思ってたけど、これならロンチで買って良いかもと思わされた。
 ただBF3のシングルにせよヴェルサスあらためFF15にせよ、リニアでやらされてる感を映像からすごく感じたのだが、ああいうゲームが今以上に増えるのは正直受け入れられない。Watchdogもそっちにいってしまうのか、もしくはプレイヤー次第でいくとおりもの打開策が考え出せるのか、そこら辺が気になるところ。
タグ:PS4 XBOX ONE E3
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E3のXbox Oneのカンファレンスを見て [ゲーム]

 500ドルでこれは悪くないんじゃなかろうか。カンファレンス前はかなりネガティブな雰囲気が漂っていたけど、今回はゲームを重視したためかかなり好意的に受け止められる内容だった。そもそも、自分はネット認証なんてなんとも思ってないというかむしろディスク交換するよりアリだと考えてるのでPS4の値段次第ではXbox Oneの方が良いかもしれない。ただ、正直大作タイトルはデモンズソウル2を除いてどれもおもしろそうには見えなかった・・・Forza5とtitanfallは楽しめそうな余地を残してたけど。小粒タイトルで割と面白そうだったのがproject sparkとsunset overdriveの2作品。前者はPCでもできるけど。


 PS4は現状でゲームプレイシーンがあまり見れてないのと、あまりにもF2Pタイトルが多いのが気になる。値段と、あとはどれだけPS4の大作独占タイトルがあるかが個人的な注目点。現状発表されてる大作タイトルってKZとinfamous、driveclubくらいだし、正直KZ=糞ゲーという認識しかないので、もっと決定的な何かが欲しい。FF12ちっくなFF15とか・・・ないか・・・
タグ:E3 PS3 XBOX ONE
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Xbox Oneに対する考え方がちょっと変わった [ゲーム]

 昼間はこんなこと書いたけど、中古販売対策をしてきているので、本体を思いっきり安く売ってロイヤリティで儲けるという策をとってきたのならワンチャンあるんじゃないかと思った。

PS4の価格発表、5万円です!

↓(ソニーの発表をうけて)

Xbox Oneは3万5千で発売します!



ゲーマー「どっひゃ~」

みたいな?まぁないか
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次世代ハード3者が揃ったところで・・・ [ゲーム]

 価格が発表されてない現状ではPS4>Xbox One>WiiUかなと思う。他の可能性としては

・Xbox OneがWiiU以下に転落
・次世代機全てがうまくいかない

というのがあるだろうか。MSが分からないのは、ソニーがハッタリPVで攻めてたのに対して実機での映像を中心にプロモーションを行ってたのに、今回の発表会ではまともに実機の映像を見せてくれなったこと。そしてkinect必須にしたのなら、実際にどのようにゲームに影響してくるのか見せて欲しかった。

 というか、Xbox360とPS3のままで良いじゃないかと思うのは少数派なんだろうか?まだ戦えると思うのだが。
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賞金付きゲーム大会が違法なのかどうかについて [ゲーム]

 よく格闘ゲームプレイヤーが口にする話題で「日本では法律の問題で賞金付きの大会が開けない」というものがあります。これについては前にいろいろ調べたことがあり、私の中で一つの結論を出していたのですが、最近これが間違っていることが分かったのでそのことについて書き記しておこうと思います。

 そもそもこの問題について調べた時、私は賭博法だけを眺めていれば良いと思っていました。そして調べた結果出てきたのが刑法の第185条です。

賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。

 では賭博とは何を指すのかというと、「参加者から徴収した金品をゲームの結果に応じて再分配すること」です。より正確に言うと「運要素」が含まれる必要があるのですが、今までの判例を見る限り、少しでも運要素があると賭博として扱うことができます。
 ではこれをゲーム大会のケースに当てはめてみると、参加料を取った上でプレイヤーに賞金を提供するのは賭博法で違法となります。スポンサーから協賛金をもらい、それを賞金に回すという形でも参加料を取ってしまったら違法になる可能性があります(スポンサーから直接プレイヤーに賞金が渡っているか証明する必要がある?)。参加者から料金を徴収しなければ、いくら賞金をだしても賭博法上では問題になりません。

 しかしその後、風営法というものの存在を行政書士の方のHPで知りました。この方によると、風営法では賭け金が存在しなくてもゲームの成績に応じて商品の分配を行うと風営法違反になると書いてあります。実際これは事実でありこの方には全く非がないのですが、私はここでミスを犯してしまいました。当時の私はこの法律の条文を読まずにそのまま情報を鵜呑みにしてしまったのです。そして事前にもっていた「風営法はゲームセンターなどの店舗に対する法律」という知識を掛け合わせ、ゲームセンターなどで参加料を徴収せずに賞金付き大会を行うと、賭博法には引っかからないが風営法には引っかかると考えたのです。
 
そのこと自体は間違いではないのですが、

>常設の店舗でなく一時的に会場を設け、そこのゲーム機を設置した状態でイベント等を行い、そのゲーム結果に応じて優秀者に賞品や賞金を提供する行為はこの規定に違反となります。

この文章までそのまま鵜呑みにしてしまった上に、「闘劇」のような特設会場で行われる大会もゲームセンター的なものと見なされアウトになると解釈してしまったのです。「PCをゲーム機と解釈されたらPCゲームの大会ですら違法になるのでは?」「今までは警察に指摘されなかっただけなのでは?」とか思ってしまったわけです。

 しかしそれは大きな間違いでした。ふと最近またこの話題が気になって風営法を参照してみると、風営法第23条2項には

第2条第1項第7号のまあじやん屋又は同項第8号の営業を営む者は、前条の規定によるほか、その営業に関し、遊技の結果に応じて賞品を提供してはならない。

と書いてありました。つまり風営法は施設そのものに対する法律というよりも、同法第2条第1項第7号のまあじやん屋又は同項第8号の営業(ゲームセンターやパチスロなど)を営む者にしか適用されない法律であり、第三者やメーカー主催の大会は特設会場で賞金をだしてトーナメントを行ったところで風営法にはひっかからないのです。一方で、行政書士の方の仰る様に、ゲームセンターなどが主催の大会は参加料を徴収していなくても賞金や商品付き大会を開くと違法になります。

 これが現状の私の考えです。まとめると

ゲームセンター(などの風営法にひっかかる遊技場営業者)が行う賞金付き大会は違法
参加料を徴収して賞金として分配する大会は違法
上記2項を回避すれば日本国内でも賞金付き大会は行える

という結論に達しました。もちろん私は法律に関しては素人ですので、間違ってる可能性があることを十分考慮し、参考程度の知識に留めて置いてください。また、指摘などがありましたらよろしくお願いします。
タグ:ゲーム
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【E3】任天堂のプレスカンファレンスを見て【2012】 [ゲーム]

もともとソニーとMS同様、任天堂のカンファレンスには興味がなかったのだが、ピクミン3がベールを脱いだという事で見ざるを得なくなった。個人的には「ピクミン3」「Scribblenauts Unlimited(マックスウェル君!)」「Lego City」の3作に惹かれたし、そこまで悪い発表でないと思ったが、後半失速してしまった感は否めない。

ニンテンドーランドは、ゲームそれ自体はそこそこ面白そうなのだが、「そこそこ面白い」のレベルが「マリオパーティーのミニゲームとしてならおもしろい」という感じだ。このゲームの紹介を見ていて、マリオパーティーはWiiUのコンセプトができあがるだいぶ前から、アシンメトリーな対戦ゲームに挑戦していたのだなと気づかされた。WiiUゲームパッドはマリオパーティーのミニゲームに最適だと思うので、ニンテンドーランドなんかよりマリオパーティーを作って欲しかったかなというのが正直な感想。

もう一つ、ゲーム自体に興味は湧かないが、「Wii Fit U」のゲームパッドの使い方に驚かされた!据え置き機で遊びながら画面をTV番組に変えてしまうとは!確かに、あの程度のゲーム(?)にTVを専有されるのはプレイしている本人以外は嫌だろうし、フィットネスをやってる人間も音楽番組なんかを流しながらプレイしたいかもしれない。非常に合理的だがソニー、MSからは出てこないアイディアだと思った。

あとは割とどうでも良かった。WiiUのゲームパッドはなかなかおもしろいと思うが、如何せんラインナップが貧弱過ぎる。いわゆる後発マルチはまさに誰得。WiiUではサードパーティーを大事にするみたいな事が言われていたが、Wii以上に任天堂が率先してWiiUの可能性を示さないといけないのではと思った。もう一本、ゼルダやどうぶつの森、スターフォック(私の願望)のようなフランチャイズからWiiU用のタイトルがあれば印象は変わったと思うが。

今年はMSのプレスカンファレンスが特に酷かったと聞くが、個人的にはどれも大して変わらなかったように思う。ソニーの発表はVitaに興味のある人とそうでない人とで評価が大きく異なってるのかもしれない。WiiUは新ハードなだけあって多少なりとも新作が多かったので任天堂のプレスカンファレンスが一番マシだったように思うが・・・これはソニー、MSのプレスカンファレンスを見ていないが故の感想なんだろうか。



タグ:WiiU E3 任天堂
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プロゲーマーの「お金」に関する考察―その③ [ゲーム]

今回は格闘ゲームのプロゲーマー事情を考える。と言っても、FPS、RTSのようにわざわざプロゲーミングの情報を追っているわけではないので知識は多くない。おかしなところがあれば申し訳ない。その時はコメント欄で教えてもらえると有難い。




長らくプロゲーマーと言えばFPS、RTSのプレイヤーが代表的であったが、今の日本ではプロゲーマーと言えば格闘ゲーマーを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。格闘ゲームをプレイしていない人にも知られていた「ウメハラ」選手がプロ契約を結び日本人初のプロ格闘ゲーマーになったのを皮切りに、続々と日本人プロゲーマーが誕生、様々なメディアでウメハラ選手やプロゲーマーが取り上げられたのが記憶に新しい。ネットでは「○○は年収1000万円以上稼いでいるらしい」「海外の大会は凄いらしい」等の様々な憶測、噂が立っていたが、実際のところどうなのか調べてみた。


年に一回行われるEVOのSSF4AE部門のgrand final。今年は2400人が参加。格闘ゲームでは一番盛り上がる大会だ。

まず最初にプロ契約の形態から。格闘ゲームでも、有名なプロチームに所属するか、もしくは個人でスポンサーと契約をすることでプロゲーマーとなる。例えば、アメリカの有名プレイヤー、Justin Wongや日本のももち選手は、CS1.6やSC2のプロゲーマーを抱えているアメリカで最大手のチーム「Evil Geniuses」と契約、所属しているが、ウメハラ選手はゲーミングデバイスメーカーである「Mad Catz」と単独契約している。また、他のジャンルと違って興味深いのは一つのゲームに絞って活動していないという点だ。今現在、最も盛り上がっている競技はスーパーストリートファイターⅣ:Arcade Edition(以下SSF4AE)であり、多くのプロゲーマーがSSF4AEの大会に参加している。実際、プロ格闘ゲーマーはほとんどがSSF4AEプレイヤーだ。プロゲームチームも「SSF4AE部門」の選手として選手を雇っていることが多い。にも関わらず、彼らは様々な種目の大会に出る。ストリートファイターシリーズの別タイトルだけでなく、MARVEL VS. CAPCOM 3(MVC3)や鉄拳シリーズ、ブレイズブルーなど、プレイタイトルは選手によってマチマチだ。他のジャンルではこのような事はまず起こらない。まれに同一ジャンルの様々なタイトルを器用にこなすプロプレイヤーはいるが(dktやfatal1ty)、きちんとタイトル毎に所属チームを移動したりしている。しかし、プロ格闘ゲーマーは至って普通に様々なタイトルをプレイしている。このことからプロ格闘ゲーマーは、どの種目をメインでプレイするか決めている程度で、基本的にはプロSSF4AEプレイヤーでなくプロ格闘ゲーマーとして契約しているのだろということが予想できる。

では、実際どの程度稼いでいるのか考えてみることにする。私の考えでは、日本で一番稼いでいるのはウメハラ選手だ。これは賞金額というより基本給の問題。ウメハラ選手は雑誌SPA!で「今のところ、ゲーム一本で食べている人間は僕くらいでしょうか・・・・・・。」と発言しているので、給料だけで生きていける程度は貰っていると考えて良いだろう。そんなウメハラ選手はいくら稼いでいるのか。残念ながら給与額は分かりそうにも無かったので、今回は今年獲得した賞金総額を試算してみる。

ウメハラ選手の公式サイトに2011年の戦績が載っているのでこれを参考にすると、賞金を獲得できたのは「ReveLAtions 2011」「NorCal Regionals 9(以下NCR9)」「Evolution 2011(以下EVO)」の3つの海外大会かと思われる。その他の大会は、ウメハラ選手が賞金をもらえる順位まで勝ち上がっていないか、もしくは賞金が出ていない(賞金が極僅かで提示していない可能性もある)という状況だった。この3つの大会の内、賞金を特定できるのは「ReveLAtions 2011」しかない。この大会でウメハラ選手はSSF4AE部門で見事優勝、賞金1万ドルを手にしている(SUPER STREET FIGHTER 2X(以下スパ2X)も優勝となっているが、スパ2Xの賞金に関しては大会のHPで触れられていないので賞金は無しか)。残り2つの大会は賞金額が参加者の人数により左右されるという格闘ゲーム独自の方式により特定が難しい。例えばNCR9は登録料$40払った上で部門ごとに$10のエントリフィーを支払って参加、1位はエントリフィーの総額の70%を、2位は20%を、3位は10%を受け取るという方式らしい。つまり3位までしか賞金は受け取れないということだ。そこでそれぞれの部門に何人出たのか調べてみたが、中々書いていない上にブランケットの情報が既に消されていたりとかなり苦戦した。そこで「ReveLAtions 2011」と同日に行われた「CEO2011」の情報を基に分析することにした。CEO2011の規模は、動画で見た主観だとNCR9よりいくらか規模は大きい。この大会はスパ2Xの大会こそないものの、SSF4AEの参加者は263人だったということが分かる。ウメハラ選手はNCR9のSSF4AE部門で優勝しているため、参加者がCEO2011と同じ263人だったと仮定すると263*$10*0.7で1800ドルほど。実際はもう少し規模は小さそうだったので、きりがいい1500ドルとしよう。EVOでのSSF4AE部門は、順位による配分の情報が見つからなかったので正確な数字は分からないが、EVOのスパ2Xの配分だと4位は7%となっているので、それを試算として使うことにする。今年のEVOは2400人が参加したと上で述べたが、1500人がSSF4AE部門に参加したと考えると、1500*$10*0.07でおおよそ1000ドル程度か。残りはスパ2X。NCR9の参加人数はCEO2011を参考にすると30人程度だろうか。これは30*$10*0.7で大体200ドル。EVOでの人数は、賞金配分の変化の境目である100人が登録したと想定すると、100人以上のエントリーで1位は全体の45%の額を貰えるので、100*$10*0.45で450ドルほどと想定してみる。これらを全て合算すると、大体1.3万ドルほど。ちょうど日本円で100万円くらいだ。

これに給与を加えた数字が収入となってくる!といいたいところではあるが、賞金が出てるように見えない国内大会にも参加しているところを見ると、さすがにマネーマッチと呼ばれるギャラを貰ってるのかと思いたくなる。e-sportsでは普通、大会を開く場合渡航費、宿泊費は払っても主催者側がギャラを渡すというのはあまり無いと思われる。その大会に出場できる時点で既に賞金獲得条件を満たしているような大会は存在するが、ギャラを払うくらいなら大会の賞金額に上乗せしようと考えるのが普通だ。しかし、その賞金額が表に現れないあたり、やはりマネーマッチを貰ってるのだと思う。他にもインタビューから本の帯といった面白いものまで、収入を得られそうな事案はいろいろあるが、それはFPS、RTSの回でも避けてきたので今回も割愛させていただく。




正直、憶測ばかりで申し訳ないが、それでも得られる賞金額があまり多くないということは分かってもらえたと思う。一時期、Justin Wongの年収が2000万円あるという話がネット上で広まったこともあったが、これは一つのトーナメントで$4000~$5000稼げるという記事とトーナメントは年間に50ちょっとという別の記事が合わさって「年収は最低2000万円」という話になっていったのかと思われる。

さて、では何故格闘ゲームの賞金額はこうも少ないのか。客観的に見ても視聴者数だけでSC2、LoLに迫る勢いがあるのにだ。理由としては、まずスポンサーが付きにくいという点だろう。格闘ゲームはアーケード版やコンソール版がメインである。一方で、賞金額の多いFPSやRTSはPCゲームが多い。PCゲームのプレイヤーにとってPCパーツやゲーミングデバイスは常に気になる存在であり、PCゲームと密着していると言っても過言ではない。PCゲーマーは当然のように高価なゲーミングデバイスを揃えるし、PCパーツも比較的高価なものを買う。そういった流れによりPCパーツメーカーやゲーミングデバイスメーカーはスポンサーとなって大会の後押しをしてくれる。一方でコンソールゲームはどうだろうか。確かに家庭用ゲーム機向けの周辺機器は存在するが、勝利にこだわる為に必要なものと言えばせいぜいアーケードスティックやハンドルコントローラーといった専用コントローラーくらいだ。あまり市場は大きくないと言えよう。金を出してくれるスポンサーが付かないからエントリーするのに金を取って、それを上位入賞者に分配するという形を取らざるを得なくなる。参加者により賞金額が変動するというのは不安定で怖すぎる。これを解決するには、韓国におけるstarcraftのプロリーグのように、圧倒的人気を得て、ゲームに無関係な会社にスポンサーになってもらうという方法くらいしかないように思う。それを可能にするのが視聴者数の増大だ。視聴者が増えればそういった会社がスポンサーに付く可能性が出てくる。幸い、e-sports市場にとって未開拓の地であった日本で格闘ゲームの大会の視聴者が驚くほど増えたのだから、まだ格闘ゲームシーンが拡大する可能性は残っている。ただ、正直ゲハブログ含め各メディアが取り上げたおかげで盛り上がった面も否めないので、今は一過性のブームで終わらせてしまうのか、それとも継続、発展させていけるのかの重要な分岐点に立ってるように思う。2012年も盛り上がれるかどうかが分かれ目だろう。



終わった。格闘ゲームにはもっとちゃんとしたコミュニティ、データベースが必要だと思った。SRKやEVOの公式サイトはやたら削除されてる記事が多い。過去のデータは結果だけで十分、そんな印象を受けた。それこそLiquidpediaのようなものがあれば便利なのに。あと、あまり賞金に対するこだわりが無いのだろうか。分配比率とかは書いてあるのに、結局いくらだったのかとか書いてない。実際、エントリーフィー制度が普通になってるところを見ると、プロ同士の試合というより、みんながお金払って遊びで参加してる大会にプロも混じってるって感じなんだろうか。確かに、PCゲームの世界ではメジャー大会は招待制が結構あって、招待制じゃなくても勝てないの分かってるからプロかセミプロレベルのプレイヤーしか参加しないという状態。格ゲーのトーナメントはLANパーティーのBYOCトーナメントみたいな感じか。それはそれで楽しそうだ。
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プロゲーマーの「お金」に関する考察―その② [ゲーム]

前回のFPS編に続いて今日はRTSにおけるプロゲーマー事情について話そうと思う。一番詳しくない格闘ゲームは最後。




RTSとは「リアルタイムストラテジー」の略だ。最近はFPSも知られるようになってきたが、RTSは未だに知らない人も多いのではないだろうか。日本では「スーパーロボット対戦」や「ファイヤーエンブレム」に代表される「シミュレーションRPG」と呼ばれるターンベースのストラテジー(戦略)ゲームが人気ではあるが、それをターンベースでなくリアルタイムにして各ユニットを常に動かせるようしたのがRTSだ。戦争ゲームと言えば分かりやすいかもしれない。戦争ゲームと言っても、一人のキャラクターを操作するFPSと違って戦場の全ユニットを操作して自軍を勝利に導くのがRTSだ。


90年代後半から2000年前後に多くのRTSが発売されたので古めのものが多め

そんな中でも今回は、今e-sportsで一番勢いがあり盛り上がっているStarcraft2(以下SC2)とLeague of Legends(以下LoL)のプロ事情について、知っている限りを話そうと思う。




まずはSC2から。SC2は2010年に発売されたゲームで、人類の末裔である「Terran」、高度な文明を持った宇宙人である「Protoss」、他の生物を取り込み進化、侵食を続けるエイリアン「Zerg」の3種族で宇宙の覇権を争うゲームだ。プレイヤーは3種族の中から一つを選んでプレイする。ゲームの流れとしては、労働ユニットでフィールドに存在する資源を収集し、その資源で労働ユニットを使い建物を建設、そこから軍事ユニットを出して相手を攻めるという流れ。相手が降参するか、相手の全建造物を壊せば勝利である。メインは1vs1で、プロの試合も1v1で行われる。


試合内容によっては5分で終わる場合もあるし、この動画のように40分近くかかる場合もある

「Starcraft」と言えば韓国人が思い浮かぶ人も多いかもしれない。SC1は韓国国内で圧倒的な人気を誇っており、年収3000万円以上のプレイヤーも存在する(NHKソースゲームセンターCXでの選手へのインタビューから)上に、2000万円ほどのチーム間による移籍金が発生する場合があるほどだ(ソース)。

ただこれはSC1の話であり、残念ながらSC2はSC1ほど韓国国内で盛り上がっていない。韓国国内でのスポンサー集めに苦労しているチームも存在し、中には自前でアパレル通販サイトを展開、所属の選手たちがモデルとなって経営してチームの運営資金の足しにしているところもある。

それでもSC2の未来は明るいと言えよう。何故ならSC2は韓国国外でも人気があるため、世界中で大きな大会が開かれているからだ。実際、私が前回FPSに関する記事を書いてから今回の記事を書くまでの10日間で優勝賞金5万ドルのMLG(アメリカ)、3万ドルのDreamHack(スウェーデン)が開催、終了している上に、平行して優勝賞金4.5万ドルのGSL(韓国)、4万ドルのNASL(アメリカ)、そして賞金額は現段階で未発表だが、前シーズンでは優勝賞金3万ドルだったIPL(イギリス)が決勝戦に向けて着々と進行している。SC2では世界のどこかで毎日大会が行われているのだ。このリストに載っている大規模な大会の賞金総額を計算してみたが、2011年だけで250万ドル以上がSC2のe-sportsシーンに注ぎ込まれている。円高のこの状況で約2億円、しかも大会はこのリストだけではないので実際はより多い。試しに、上で紹介した動画で戦っているIMMVPの年間獲得賞金を計算してみた。さすがに全データを調べるのはしんどいので、先ほどのリストに載っている大会で1位と2位になった時にもらった賞金だけを計算してみたところ、20万ドルちょいという結果になった。年収となるとチームからの給与も加算されるのでそれ以上だろう。

また、チームにスポンサーがつくだけでなくチームに所属している上でパーソナルスポンサーが付くと、更に収入は増える。例えば、韓国で一番有名な伝説的プレイヤーSlayers_BoxerにはIntelが18万ドルを個人に支援、またBoxerがチームを作るのなら27万ドルを追加で支援するという話があり、結局BoxerはIntelと契約を結んだ。また、先ほどの動画で戦っている2人のプレイヤーは同じ「Incredible Miracle」というチームに所属しながらも、双方に個人スポンサーとして大手ゲーミングデバイスメーカーであるSteelSeriesがついている。

もちろん、SC2が今後廃れるのではないだろうかいう意見を持っている人もいるかもしれない。しかし、SC1は発売されてから13年経っているが、未だに韓国では(最近少し雲行きが怪しくなってきたが)人気がある。一方欧米のSC1プレイヤーはSC1と同じBlizzard Entertainmentが作ったWarcraft3(以下WC3)に移ってSC2が発売するまでの8年間、プロゲーミングを支えてきた。この前例で行くと、SC2が廃れるのはいつ出るか分からないSC3かWC4が出るときであり、あまり心配は要らないかと思われる。しかもSC2で培った技術をSC3、WC4にも生かせるので転向も可能。SC2は今最も未来が明るい種目ではないだろうか。




次はLoL。最初にRTSの説明をしたが、このゲームはDOTA、またはアクションRTSと呼ばれる類のゲームだ本来のRTSとは大きく違う。競技は5vs5で行われ、プレイヤーは多くの「チャンピオン」と呼ばれるヒーローユニットの中から1体を選択し、そのユニットのみを操作してプレイする。そして自陣から生み出される雑魚ユニットと共に戦線を押し上げ、敵陣のターゲットを破壊すれば勝利だ。日本の「無双」シリーズのように、雑魚がたくさんやってくるから、それを強力なチャピオンを操作してやっつけながら敵チャンピオンのkillを狙ったり、killされないようにすると言えば分かりやすいかもしれない。他に特徴としては、中立のユニットがMAP中に存在している。チャンピオンは敵を倒すことにより経験地を得てレベルアップしたり、ゴールドを得てアイテムを購入出来るのだが、敵でなくても中立のユニットを殺すことで同じような効果を得られるようになっている。


DreamHack SummerでのFnatic vs aAa

LoLは勢いが凄まじい。基本料金無料のタイトルなのだが、競技性のあるタイトルにしては珍しく登録者数が3200万人を突破。上で挙げた試合も同時視聴者数20万人(ソースには同時と書いていないが、ストリーミングを行っていたown3Dでは同時視聴者数しか表示されない)というとんでもない記録を打ち立てた。ではお金に関してはどうなんだろうか。上の動画の大会は優勝賞金5万ドル、5人で1チームなので一人1万ドルという計算だ。これだけでも結構な額なのだが、当然大会はこれだけではない。QuakeLiveを蹴落としてIEM 2011年シーズンの種目に採用された上に、世界中から選手が集まる年に1度のプロゲーミングの祭典WCGにも正式な競技種目として選ばれている。またアメリカのMLGでも採用されている。IEM、MLGといった大会は年に数回大会が開かれるのでプロゲーミングにとってはかなり大きい。

更に、開発元のRiot GamesはSeason2と称し500万ドルもの資金を様々な大会に賞金として提供していくという。これまたe-sportsでは聞いたこともないような額だ。しかし、これに関しては賛否があると思われる。ポジティブな意見としては、500万ドルも出してくれるんだしプロゲーミングシーンも盛り上がるしで悪いことはないという意見、もう一つはこれが恐らく継続しないであろうという前提の元での批判。会社側が賞金を出すというのは宣伝目的やコミュニティへの還元としてたまにあることだ。しかし、100万ドルを超えてくると果たしてそれで良いのかという疑問は出てくる。すべての関係者にとってベストなのはスポンサーが多額の出資をしてくれるゲームになることで継続的かつ高額な賞金が設定される大会を開くということだろう。500万ドル提供したのは良いけれど、ゲーム運営がうまくいかなくなって、最終的に運営が終了してしまっては元も子もない。一方で、これが更なる起爆剤になるという考えもある。Riot Gamesは当然そう思ってるんだろう。こればかりはどうなるかイマイチ分からない。ライバル候補としてvalveのDOTA2も控えているので、Season2が終わるまでLoLが今後どうなるかは分からないというのが正直なところだ。

プロ契約の形態はCS1.6のようなプロゲーミングチームとの契約形式だと思われる。例えば、上の動画で戦っているのは片方がFnaticだ。これは前回紹介したとおりCS1.6のチームも所持している大きなチームだ。もう片方のaAaも2000年からある複数の種目を扱う古いチームのようだ。頭角を現したチームにはプロチームからオファーがあり、契約するとそのプロチームの名前に改名、というパターンだと思われる。間違っていたらご報告を。どちらにせよ、LoLに関しても給与は与えられる上に年間を通して大会は存在する。しかしチーム競技というのがネックだ。今年は上の動画の大会に加え、IEMでは1.2万ドルが4回、MLGでは1.5万ドル以下が2回。他にも大きな大会は存在するが、CS1.6より数も賞金も少ない感じがしなくもない。更にチーム内ではCS1.6チームより給与は多くないはずだ。とりあえず、Season2では賞金額が増えるはずなので、その後どうなるかが課題だと思われる。3200万アカウント、同時視聴者数20万という数字を達成してるのだから、数字的には他のどのe-sportsタイトルよりも強く、かなり伸び白があるはずだ。




LoLにはそこまで詳しくないのでご指摘があればお願いしますという感じ。LoLはプレイしてる人数が多いし、競技性もある、なのにCoDみたいに競技に目を向ける人が少ないんだろうか?CoDは競技性ないと言っちゃえば終わりだけど、LoLはあるんだから・・・ただDOTA2がもうすぐ来るからRiot Gamesとしてはうかうかしてられない。早急にDOTA系の中でのe-sportsタイトルとしてLoLを確立させる必要がある。
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